ミセスグリーンアップルとは？急成長バンドの現在地
ミセスグリーンアップルは2013年に結成され、2022年の活動再開以降は配信ヒットを連発しています。2024年にはオリコン年間「アーティスト別セールス部門・デジタルランキング」で期間内売上73.0億円を記録し、デジタル部門1位を獲得しました。
推定年収はいくら？2025年最新版を算出
公開データと業界相場をもとに試算すると、バンド全体の推定年収は 約7億〜10億円 のレンジに達すると考えられます。内訳の7割超をストリーミングとダウンロードが占め、残りをライブ・グッズ・YouTube広告収益・タイアップ料が支えます。リーダーの大森元貴さん個人の取り分は1.8億〜2.2億円との推定もあり、作詞作曲印税の大きさがうかがえます。
ストリーミングとデジタル売上が年収の柱
2024年のデジタル売上73.0億円のうち、95.7%（約69.9億円）がストリーミング収入です。配信の場合、レーベルや権利者への分配率は50〜60%程度とされるため、実際にバンド側へ入るのは30億円前後と推定されます。それでも国内バンドとしては突出した規模です。
ライブ・ツアーとグッズ販売のインパクト
2024年夏のスタジアムツアーは4日間で約15万人を動員しました。平均チケット代9,500円、グッズ購入率50%（客単価4,000円）と仮定すると、 総売上は約23億円。費用を差し引いてもバンド側には5億円規模の純利益が残る計算になります。
YouTube広告収益だけで年間最大10億円？
公式チャンネルは月6600万円近い広告収益が推定されており、年間換算で約8億円に達する可能性があります。推定レンジは最小1.5億円〜最大10.5億円と幅がありますが、楽曲MVが1億再生を超えるたびに再生単価が上昇するため、上限寄りで推移しているとみられます。
タイアップ・CM・書き下ろし楽曲のギャラ
近年はアニメ主題歌「ライラック」や企業CMへの楽曲提供も増加しています。タイアップ1曲あたりの書き下ろし料は500万〜1,000万円、CM使用料は1社あたり1,500万〜3,000万円が相場です。年間5案件を想定すると、少なく見積もっても 7,500万〜1.5億円 のプラスとなります。
メンバー間の収入配分と印税の仕組み
作詞作曲を手掛ける大森さんには音楽出版社経由で作家印税が入り、他メンバーより30〜100倍の取り分になるケースもあるといわれます。バンド収益を「演奏印税＋出演ギャラ」で均等分配しつつ、作家印税は個別に計上されるため、メンバー間の年収には大きな開きが生まれます。
今後の年収はどう推移するか
-
配信市場の拡大が追い風 – ストリーミングの単価改善と海外リスナーの増加で、デジタル収入はさらに伸びる見込みです。
-
スタジアム規模のライブ定着 – 年1回ペースで大型ツアーを行えば、ライブ収益だけで年5億円規模を維持できそうです。
-
多角的なライツ展開 – ファンクラブアプリやブランドコラボを強化すれば、物販・サブスク収入の上積みが見込めます。
総じて、ミセスグリーンアップルは配信とライブの両輪で国内トップクラスの稼ぎを実現しており、今後も年収7〜10億円レンジを維持、あるいは上振れするポテンシャルを秘めています。音楽シーンのトレンドを牽引する存在として、収益面でも引き続き注目が集まりそうです。
コメント