常田大希の基本プロフィール
常田大希さんは1992年5月15日生まれ、長野県伊那市出身のミュージシャンです。ロックバンドKing Gnuのギター／ボーカルを務めるほか、音楽集団millennium paradeを率い、クリエイティブレーベル「PERIMETRON」の主宰として映像・アートワーク制作も指揮します。作曲家・プロデューサーとしても評価が高く、多彩なジャンルを横断する才能で知られています。
クラシックチェロ少年からマルチプレイヤーへ
幼少期からクラシックチェロを学び、東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻に進学しましたが、在学1年足らずで中退しバンド活動に専念しました。チェロで培った音感と和声感覚が現在の独創的なサウンドの礎となっています。ギター、ベース、ピアノ、シンセサイザーまで自在に操るマルチインストゥルメンタリストぶりも大きな特徴です。
King Gnu結成と国内ブレイク
2015年に前身バンドSrv.Vinciを再編してKing Gnuを結成。2019年のメジャー1stアルバム『Sympa』、2020年『CEREMONY』がチャートを席巻し、2023年のドームツアーまで駆け上がりました。重厚なビートと変幻自在のメロディ、常田さんのハスキーな歌声が融合し、“Tokyo New Mixture”と評される独自のポップスを確立しました。
millennium paradeとPERIMETRONで拡張する世界観
ソロプロジェクトmillennium paradeでは、映像作家やCGクリエイターを巻き込み、オーケストラとエレクトロニカが交差する前衛的サウンドを展開。ジャケットやMVを手がけるクリエイティブ集団PERIMETRONの総合演出も担い、音楽とビジュアルを一体化させた作品を世界に発信しています。
2025年最新トピック：CLUB GNUツアーと大型CM
2025年2〜4月にはファンクラブ限定のライブハウスツアー『KING GNU LIVEHOUSE TOUR 2025 CLUB GNU EDITION』を開催し、大阪・名古屋・東京など全国9会場を即完売させました。kinggnu.jp さらに5月13日からは自身が出演する「キリン ファイア ワンデイ」新TVCMが全国放映開始。CM曲にはKing Gnuの「飛行艇」が起用され、リアルな制作風景を切り取った映像が話題を呼んでいます。
使用機材と音楽的アプローチ
常田さんはFano Alt de Facto RB6やFender Mustangなど個性的なギターを愛用し、エフェクトによる質感づくりにもこだわります。ライブではチェロやシンセを随時持ち替え、楽曲ごとに編成を変える“音像の演出家”として観客を魅了します。近年はギター・マガジン誌2025年2月号でワークショップを行い、独自のピッキングとリズム概念を解説したことでも注目を集めました。
クリエイターとしての信条と今後の展望
常田さんは「ジャンルや国境を越えたハイブリッドな音楽を作り続けたい」とたびたび語っています。2025年後半にはKing Gnuの新作EPとmillennium paradeのヨーロッパ公演が計画中と報じられており、さらなるグローバル展開が期待されます。止まることなく進化を続けるその姿勢が、次の日本音楽シーンを切り拓いていく原動力になりそうです。
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